LCCを利用する前にこれだけは知っておきたい11項目

 

先日、ピーチを利用して上海に行った時の事です。

浦東国際空港で飛行機を降りてから入国審査場へ向かう間、ピーチに対する不平不満を吐く様に喋り続けるおじさんグループに遭遇しました。

おじさん達の意見を記憶を頼りに羅列すると

  • 関空第二ターミナルが不便
  • 関空第二ターミナルにラウンジがない
  • 関空第二ターミナルから出発の際、タラップ搭乗だった
  • 機内が狭い
  • 座席が窮屈
  • コンセントやモニターがない
  • 機内で水一杯のサービスもない
  • 荷物を預けるのに金がかかる
  • マイルが貯まらない
  • 駐機スポットが遠い
  • 運行スケジュールが悪い

他にもまだまだおっしゃっていましたがキリがないので割愛します^^;




Contents

それがLCCです

モスの様にLCCを好んで利用する方にとっては「そんなの当たり前でしょ」って事ですが、LCCを理解されていない方には腹立たしい事なのでしょうね。

どうやら、そのおじさん達にとっては旅のスタートからケチが付いた様で、逆に気の毒になってしまいました。

こうならない為に、これから初めてLCCの利用を検討されている方や、LCCの中身についてよくわからない方は、是非最後までお読み下さい。

今回は先程のおじさん達の言葉を例に説明します。

 

関空第二ターミナルが不便

関西国際空港の第二ターミナルはLCC専用ターミナルです。

現在はピーチ(全便)と、春秋航空(国際線のみ)が使用しています。

メインの第一ターミナルとは離れていますが、目の前に駐車場もありますし、無料シャトルバスも運行していますので、それほど不便ではありません。

また、コンビニや飲食店も営業しています。

 

関空第二ターミナルにラウンジがない

残念ながら第二ターミナルにはありません。

ラウンジは第一ターミナルにありますので、詳しくは下記をご覧下さい。

 必見!関空KALラウンジはLCCでも国内線利用でも使えます

 関空のラウンジ「比叡」は到着便でも利用出来ます

 

関空第二ターミナルから出発の際、タラップ搭乗だった

風を感じ、音を感じ、生の機体を見ながら搭乗するのもいいものですよ。

降雨時は傘の貸し出しもありますので安心です。

 

機内が狭い

ピーチの場合、機材はエアバスA320-200型機になります。

通路を挟んで右3席、左3席。これが30列で合計180席となります。

LCCとしてはポピュラーな配列といえます。

 

座席が窮屈

座席数を増やせば増やすほど一度に多くの乗客を運ぶ事が出来、一人当たりのコストが下がる為、安い価格で販売出来るというのがLCCです。

JALやANAなど、レガシーキャリアに比べて安い運賃で乗れる訳ですので、多少の窮屈さは我慢しましょう。

とはいえ、片道数時間なら我慢出来るレベルですよ。

また、最前列や非常口など足元の広い席もありますので、希望される方は事前に指定されてはいかがでしょうか。

 

コンセントやモニターがない

機材の設備を簡素化する事で初期投資やメンテナンス費が抑えられる訳で、その分が運賃に反映されているのです。ここも我慢しましょう。

 

機内で水一杯のサービスもない

LCCは徹底的にサービスを削る事で仕入れ費用や人件費を減らし、その分を運賃に反映させています。

機内サービスがないのがLCCと認識しておきましょう。

ピーチでは無料の機内サービスはありませんが、飲料水や機内食が出されるLCCもあります。

 エアプサンはクオリティが凄すぎる!

 

荷物を預けるのに金がかかる

これもLCCによって違いますが、ピーチではレガシーキャリアよりも厳しい条件を設けており、規定の重さ以上の荷物に課金する事で収入を増やしています。

また、規定がある事で、乗客は持参する荷物を少なく抑えようとする為、最終的な積載重量が減り、燃料費の節約につながるのです。

 

マイルが貯まらない

マイレージシステムは実質的には値引きサービスといえるでしょう。

LCCは徹底的にコストダウンする事で最大限価格を下げて販売している事から、この様なサービスは行っていないのだと思われます。

 

駐機スポットが遠い

これはLCCあるあるですね^^;

出入国審査場に近いスポットはレガシーキャリアが使用し、LCCは遠いスポットに駐機される事が多い様です。

もしかするとスポットによって航空会社が支払う駐機費用に違いがあるのかも知れませんね。

 

運行スケジュールが悪い

これについては全てのLCCに当てはまる訳ではありませんが、深夜早朝など、レガシーキャリアの発着が少ない時間帯にLCCが就航しているのは確かです。

ちなみに先日モスが乗ったのは、関西国際空港を22時20分に出発し、浦東国際空港に現地時間の0時5分に到着する便でした。

当日は飛行機が若干遅延した事もあり、入国審査を終えてターミナルに出たのが1時30分頃。

浦東国際空港から市内へのアクセスは、バス、地下鉄、リニアモーターカー、タクシーがあるのですが、その時間ではタクシーしか選択肢がありません。

また、帰国便も浦東国際空港出発が6時15分ですので、これまた市内から空港へアクセス出来るのはタクシーのみとなります。

ピーチを利用して上海に行かれる方は、この点はおさえておく必要がありますね。

ピーチのホームページは⇒こちら




LCCかレガシーか

LCC=ローコストキャリア(Low Cost Carrier)は、効率的な運営をする事で低価格の運賃で運航サービスを提供する航空会社です。

LCCの最大の魅力は運賃の安さ。

サービスは有れば儲けもの程度に考えておけばガッカリする事はないでしょう

一つ付け加えておきますが、どのLCCでも、CAさんの笑顔と真心のこもった接客はレガシーキャリアとなんら変わりありません。

ちなみに、ピーチのコンセプトは空飛ぶ電車です。

電車に乗る感覚で、安く気楽に乗れるのがいいところです。

安さを重視するならLCC。

運行時間やサービスを重視するならレガシーキャリア。

冒頭のおじさん達は選択肢を間違えた為に不満が爆発したのでしょう。

これでは、せっかくの旅が色褪せてしまいますよね。

そうならない為にも、航空会社は目的や用途に応じて慎重に選びたいものです。

 

まとめ

LCCといえども航空会社によってサービス内容は様々です。

予約される前にはサービス内容を確認し、納得した上でご利用下さい。

場合によっては片道1000円で韓国ソウルへ行けたりするのがLCCの魅力です。韓国へ1000円~!チェジュ航空・MEGA級”旅応援セール”

LCCでもレガシーでも、鉄道でもバスでも、移動手段を納得して選択すれば充実した旅が出来ます。

今年も行楽シーズンが到来しました。

皆さん、良い旅を。

 

それではまた~(=^・^=)

 




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