山梨県で実験を積み重ねられてきた国産高速リニアモーターカー。
ついに２０２７年の開業が決まり工事も始まりました。
開業後は最高速度・時速５０５km で走行し、東京⇔名古屋間（２８６km ）が４０分で結ばれます。
日本の技術が集約されたリニア中央新幹線、１０年後が待ち遠しいですね。
リニアモーターカーは線路の上を車輪が通る鉄道ではなく、磁気を利用して浮上して走行する鉄道です。
そんな魅力的な鉄道に、今すぐ、どなた様でも、なんと無料で乗る事が出来るのをご存知でしょうか？
早速ご紹介しましょう。
Contents
仁川空港磁気浮上鉄道
韓国ソウルの空の玄関口・仁川国際空港と、海辺の街・龍遊を結ぶリニアモーターカーです。
２０１６年２月の開業から現在に至るまで、なんと無料で運行されています。
仁川国際空港駅⇔龍遊駅間、約６kmを１２分で結びます。
「ん？６km を１２分って遅くねぇ？？」
開業予定のリニア中央新幹線は２８６km を４０分で結びますので、その差は歴然ですよね^^;
そうです、仁川空港磁気浮上鉄道は高速鉄道ではありません。
愛知県で運行されている、愛知高速交通東部丘陵線（リニモ）と同じだとお考え下さい。
ただ、リニモの場合、八草⇔藤が丘間、約９km を乗車するには片道３７０円の運賃が必要です。
リニアモーターカーの乗り心地がいかなるものかを無料で体験出来るという点において、仁川空港磁気浮上鉄道は値打ちがありますよ(^^)
乗車レビュー
仁川国際空港駅⇔龍遊駅で運行されています
改札はありますが無料の為フリーパスです
ホームドアがあります
運転席がないので前面展望出来ます
龍遊駅前・名物海鮮うどんのお店などがあります
仁川国際空港駅からエスカレーターで空港内へ
その他のリニアモーターカー
リニア中央新幹線開業までには１０年待つ必要がありますが、現在乗車する事の出来るリニアモーターカーは、今回紹介した仁川空港磁気浮上鉄道や愛知高速交通東部丘陵線（リニモ）のほかにもあります。
上海トランスラピッド（上海マグレブ）
上海浦東国際空港⇔龍陽路駅間、約３０km を８分で結ぶ、高速リニアモーターカーです。
最高速度は時速４３１km で、現在の鉄道路線としては世界最速です。※時速４３１km で走行する列車は 9:00～10:45 と 15:00～15:45 の間の一部の列車に限られます。それ以外は最高速度、時速３００km での走行になります。
料金は、片道５０元（約８５０円）※当日の航空券を提示すれば片道４０元（約６８０円）に割引されます。
高速走行を体験してみたい貴方は、こちらをご利用になってみてはいかがでしょうか。
大阪市営地下鉄・長堀鶴見緑地線
「えぇ～地下鉄ぅ～？？」という声が聞こえてきそうですね^^;
あまり知られていませんが、リニアモーターカーには、ここまで紹介したタイプの磁気浮上式のほかに、鉄輪式という車輪で走行するタイプがあります。
大阪市営地下鉄・長堀鶴見緑地線は日本初のリニアモーター地下鉄なのです。
実は、リニアモーター地下鉄は長堀鶴見緑地線だけではありません。
- 大阪（大阪市営地下鉄今里筋線）
- 東京（都営地下鉄大江戸線）
- 神奈川（横浜市営地下鉄グリーンライン）
- 兵庫（神戸市営地下鉄海岸線）
- 福岡（福岡市地下鉄七隈線）
- 宮城（仙台市地下鉄東西線）
以上の路線はリニアモーターカーが走っているのです。
まとめ
リニア中央新幹線のスピードに注目が集まっていますが、早いだけがリニアモーターカーではありません。
２０２７年のリニア中央新幹線開業までの間は、スピードを求めるなら上海へ。それ以外は浮上式ならリニモ、鉄輪式なら先に紹介した地下鉄へ。また、ソウルへ行く機会があれば無料で乗車出来る仁川空港磁気浮上鉄道に是非乗ってみて下さい。
気になる乗り心地は・・・
是非ご自身で体感してみて下さいね^^;
それではまた～(=^・^=)
