日本航空(JAL) 全日空(ANA)は、
昨今の燃料価格の高騰に伴い、
燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を、
2018年2月発券分から値上げする事となりました。
日本航空や全日空以外にも、
燃油サーチャージを徴収している航空会社は、
同様に値上げする事になります。
これから国際線の航空券を購入されるあなたは、
1月中に購入するべきか、
しばらく様子を見るべきか、
悩むところですね。
今後の展望を一緒に考えてみましょう。
Contents
いくら値上がりするの?
日本航空と全日空が徴収する燃油サーチャージ額を路線別に見てみましょう。
左が現在の徴収額、右が来年2月以降の徴収額。
いずれも片道あたりの金額です。
日本⇒韓国
2017.12.1~2018.1.31発券分 | 2018.2.1~3.31発券分 |
---|---|
300円 | 500円 |
日本⇒中国・香港・台湾
2017.12.1~2018.1.31発券分 | 2018.2.1~3.31発券分 |
---|---|
1500円 | 2500円 |
日本⇒ベトナム・フィリピン・グアム・サイパン
2017.12.1~2018.1.31発券分 | 2018.2.1~3.31発券分 |
---|---|
2000円 | 3000円 |
日本⇒タイ・シンガポール・マレーシア・カンボジア
2017.12.1~2018.1.31発券分 | 2018.2.1~3.31発券分 |
---|---|
3000円 | 4500円 |
日本⇒ハワイ・インド・インドネシア
2017.12.1~2018.1.31発券分 | 2018.2.1~3.31発券分 |
---|---|
4000円 | 6000円 |
日本⇒北米・欧州・中東・オセアニア
2017.12.1~2018.1.31発券分 | 2018.2.1~3.31発券分 |
---|---|
7000円 | 10500円 |
長距離になるほど値上がり額が大きくなりますね。
どの航空会社も同じなの?
航空会社によって徴収金額は異なります。
日本⇒韓国で例をあげますと、
日本航空と全日空が
現在300円の徴収なのに対し、
大韓航空・アシアナ航空・エアプサン・イースター航空・ジンエアーは
500円を徴収しています。
日本⇒香港ではこのようになっています。
日本航空と全日空が
1500円
キャセイパシフィック航空・香港航空は
1000円
チャイナエアラインでは
2500円を徴収しています。
各航空会社の燃油サーチャージ額は、
フリーバードのホームページでご覧になれますよ。
搭乗日が近いあなたは1月中の購入がお得です
来年1月中に購入した航空券は、搭乗日に関係なく現在の燃油サーチャージ額が適用されます。
値上がり前に購入する方が断然お得ですね。
搭乗日がかなり先のあなたは見極めも必要
燃油サーチャージの金額は、国土交通省に申請し許可を得る事で決まります。
申請は年に6回(2か月ごと)。
つまり、2か月ごとに金額が変わる可能性があるのです。
具体的に説明しますと、
今回、値上げが決まった2月~3月の燃油サーチャージは12月に申請、許可されました。
今回の金額は、申請の直近2か月(10月~11月)の航空燃油価格(シンガポールケロシン)をもとに決めらたものです。
という事は、4月~5月の燃油サーチャージは、12月~1月の航空燃油価格(シンガポールケロシン)の値動きによって決まるという訳です。
航空機の燃料である灯油、重油、軽油などの価格の動きに注視しておきましょう。
もしも、4月以降の燃油サーチャージが上がりそうなら早めに航空券を購入。
下がりそうなら2月の発表まで様子を見る。
ちょっぴりギャンブル的な要素もあって楽しめますね(^^)
次回も値上がりとなったら金額はどうなるの?
日本航空や全日空では、航空燃油価格によって燃油サーチャージがいくらになるか、あらかじめ決められています。
航空燃油(シンガポールケロシン)市況価格の2か月平均額を円換算した金額が、
6000円以上7000円未満ならいくら、
7000円以上8000円未満ならいくら、
といった具合です。
ちなみに、現在は7000円以上8000円未満。
10月に国土交通省に申請した燃油価格の円換算額は、
7213円。
来年2月~3月は8000円以上9000円未満。
12月に国土交通省に申請した燃油価格の円換算額は、
8044円でした。
このまま燃油価格が高騰を続け、
もし、9000円を超える事になると、
かなり大幅な値上がりになります。
その反面、12月時点より45円下がると、
7999円という事になり、
そうなると現在のランクに戻る事になります。
まとめ
数百円~数千円の違いではありますが、
できれば少しでも安く…
と考えるのが人情ですよね^^;
出発が間近のあなたには、
1月中の購入をおすすめします。
出発まで日にちに余裕のあるあなたは、
この先、上がるのか下がるのか、
予想しながら楽しんじゃいましょう(^^)
いつかまた、燃油価格が6000円を切るまで下落して、
燃油サーチャージがゼロになる日が来る事を祈りつつ、
今回は終了とさせていただきます。
それではまた~(=^・^=)