LCCは危険なのか?「安かろう悪かろう」実際どうなの?

名古屋⇔札幌・片道5円!
これは、エアアジア・ジャパンの初就航記念セールで販売された価格です(^^)

今までの常識をくつがえす価格と、スマホだけで買えるという利便性で、多くの方に支持されているLCC。
しかし、一方でこんな意見も…
「LCCはヤバイでしょ」
「安全面で不安だから乗りたくない」
「安かろう悪かろうだね」

その価格の安さゆえ、安全性に欠けると思われている方がいるようです。
はたしてLCCは危険なのか?
実際のところどうなのか調べてみました。




Contents

LCCの安全面は?

結論からいいます。

安全面では全く問題ありません(^^)

そもそも、JALやANAなどのフラッグキャリアにせよ、ピーチやジェットスターなどのLCCにせよ、航空会社を設立し営業運航をする為には、下記の項目について国土交通省の厳しい審査に合格する必要があるのです。

  • 航空運送事業の許可(航空法第100条)
  • 運航規程及び整備規程(航空法第104条)
  • 運航管理施設等の検査(航空法第102、第124条)
  • 安全監査立入検査(航空法第134条)
  •  機長の認定制度(航空法72条)

さらに、国際線の運航をする場合は、外国航空機の安全確保(ランプ・インスペクション)の審査も受ける必要があります。

この事から、フラッグキャリアは安全、LCCは危険、というのが単なる思い込みであるという事がわかりますね。

整備に問題はないの?

ANAが出資して設立されたピーチアビエーションやバニラエアの整備は、設立当初からANAの整備士が入社して支えています。
同様に、JALやカンタス航空、三菱商事が出資して設立されたジェットスター・ジャパンの整備は、JALの整備士が入社して支えています。

万が一、事故が起きれば会社存続自体が危うくなります。
整備に手を抜く様な事はまずありませんので安心しましょう。

じゃあ、なぜ安いの?

徹底的に経費を削る会社運営

ピーチアビエーションを例にあげますと、会社の机やイスなどの備品は中古品、照明は半分しかつけないなど、かかる経費を徹底的に削っています。
大阪に本拠を置く会社らしく、お客様第一、大阪商人の薄利多売精神を実践しています。

サービスの簡素化

LCCによってサービスに差はありますが、基本的にLCCでは、フラッグキャリアでは当たり前のドリンクサービスや機内食、受託手荷物などは全て有料になります。
この事により、人件費節減や燃費向上などの効果があります。

インターネットによる予約システム

利用者にとっては24時間いつでも予約出来るメリットが、会社は人件費節減のメリットがあります。

使用機材を限定する

大手フラッグキャリアでは小型機から大型機まで様々な機材を運用していますが、LCCでは基本的に機材を統一しています。
こうする事で、整備に必要な部品も統一出来るなど、コスト削減のメリットがあります。

駐機時間や駐機スポット

LCCは拠点空港以外では駐機時間を長くとりません。
また、駐機するスポットも空港の端か、端に近いところを使う事が多いです。
これにより、航空会社が空港に支払う使用料を安く抑えているのです。

こういう小さな積み重ねで経費を抑え、浮いた分を価格に反映しているのです。

まとめ

「LCCはヤバイでしょ」
「安全面で不安だから乗りたくない」
「安かろう悪かろうだね」

これらは根拠のない思い込みである事が証明されました(^^)

遅延や欠航時の補償の有無、マイルサービスの有無、機内サービスや座席ランクの有無などの違いは当然ありますが、フラッグキャリアであれLCCであれ、安全面には全く差がありません。

安全面の不安だけでLCCの利用をためらっている方は、次に飛行機を利用する際にはLCCも選択肢に加えられてはいかがでしょうか?

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それではまた~(=^・^=)




 

 

 

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