2027年の開業に向けて工事が進められている JR東海のリニア中央新幹線。
地上を時速500kmで疾走するという夢の乗り物が、10年後には現実のものになるんですね。
現在、営業運行されている世界最速の鉄道は、中国の上海トランスラピッド(上海マグレブ)で、その最高速度は時速431kmです。
中国・上海に行けば時速431kmを体験する事ができるわけですが、上海に行かずとも、しかも500kmを体験する機会があるのをご存知でしょうか?
Contents
超電導リニア体験乗車
概要
JR東海の山梨リニア実験線では、2027年の開業に向けて超電導リニアの走行試験を実施しています。
実は、超電導リニアの高速走行を一般の方でも体験できる機会があります。
それが、超電導リニア体験乗車です。
体験乗車スケジュール
ここ最近の例では、年間3シーズン(春・夏・秋)に分けて実施されています。
2017年は、春(3月~4月・11日間)、夏(7月~9月・10日間)、秋(10月~11月・14日間)、計35日間実施されました。
来年も同時期に同じ規模で実施される見込みです。
応募方法(抽選制)
JR東海・超電導リニア体験乗車専用ホームページから申し込みます。
※電話による申し込みも可能です
スケジュールの確認、応募などは下記ホームページから
乗車料金
1区画 | 4320円(消費税込) |
---|---|
2区画 | 8640円(消費税込) |
隣り合う2つの座席を1つの区画としています。
その為、1区画は2名まで利用可能です。
実施場所
山梨実験センター
山梨県都留市小形山271-2
参加しやすくなっています
超電導リニア体験乗車は2014年から行われていますが、当初は応募倍率が定員の125倍という大変狭き門でした。
その後、乗車できる車両が増え、座席数が増加した事などもあり、以前より参加しやすくなってきています。
ちなみに、2017年秋(10月~11月・14日間)の応募倍率は定員の約8倍でした。
見学だけならいつでも可能です
体験乗車は早くても来年の春まで待たないといけませんが、高速走行試験の様子を見学するのはいつでも可能です。
※走行試験はお休みの日があります
山梨県立リニア見学センター
山梨県都留市小形山2381

開館時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)
利用料金
一般・大学生 | 420円 |
---|---|
高校生 | 310円 |
中学生・小学生 | 200円 |
休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)(火曜日が祝日の場合は開館)
祝日の翌日(祝日の翌日が金・土・日の場合は開館)
年末年始(12/29~1/3)
まとめ
リニアモーターカーは、発車からしばらくはゴムタイヤで走行し、一定の速度に達すると浮上走行に移る仕組みです。
現時点では、ゴムタイヤでの走行中や、時速400km以上での乗り心地に課題があるといわれています。
10年後の開業時には乗り心地も良くなっているでしょうが、ある意味、課題克服の為の試験走行の段階で乗車できる事は、とてもレアな体験といえるでしょう。
来年の予定の一つとして、カレンダーに印をつけておかれてはいかがでしょうか。
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それではまた~(=^・^=)
